Saturday, October 24, 2015

世界のコーヒー事情

本来はお茶好きなのですが、時にはコーヒーが飲みたくなります。
アメリカだとコーヒーメーカとスタバが欠かせなく(日本もそうなってきてますよね)それが当たり前だとずっと思ってたけど、世界中色々行ってみると 全然違う。お茶もそうだけど、コーヒーでその国の文化が色々見えてくることもあります。

まずヨーロッパのフランス、イタリアではコーヒーメーカーを持っている家庭が少ない!一般的には↓↓のようなコーヒー専門のやかんを持っている(笑)。フランス語ではcafetièreと言われているのですが、ヨーロッパに来て初めて知りました。上の部分がフィルターになっていて、そこにコーヒーを入れ、下の部分に水を入れて火にかけるという仕組み。イタリアの家庭ではこれがほぼ100%あると思います。もしくはネスプレッソマシーンのようなカプセル式のコーヒー機械を持っている人も多いです。
 
もちろんカフェに行くと1€でエスプレッソが気軽に飲めるので外で飲む人も多いよう。

私が今まで訪問したフランス宅にもほぼ全部にありました。短時間でコーヒーができて、しかもコーヒーフィルターが要らないのでエコ。

家以外でもカフェ文化のなじみが深ーいフランスではみんなカフェに行ってコーヒーを飲みながら本を読んだり友達と話したするのも好きなよう。日本ではカフェでコーヒーを注文すると大抵カフェオレとブラックになるんですがフランスではいろいろな種類があって最初は迷いました 汗。ちなみに私はcafé crèmeか café noisetteを注文します♪

またアメリカのように紙コップを持ち歩きながらコーヒーを飲むことはあまりなじみがないようでRにはスタバに行くというと「またか~」というリアクションをされるのですが、アメリカ人としてスタバ大好きなのでこれは譲れません 笑。でもフランス人でも若い層はスタバにもよく行くようです。パリのスタバに行ったらかなり混んでいました。

スタバ文化に慣れている人にとってヨーロッパに行くとまず思うのが、

コーヒー小っさ!エスプレッソより一回り大きいぐらいのサイズが一般的。でも小さいといえど、かなり濃いっっ!アメリカンコーヒーを4倍ぐらい凝縮したような感じ。最初来た頃はこのサイズで午後に 飲むと眠れなくなったほど 汗。慣れてない人は要注意。

また学生やオフィスで働く人はコーヒーの自動販売機があって40-100円でコーヒーが飲めます。
休み時間やお昼休みになるとみんな自動販売機の周りで井戸端会議状態 笑

 



スイスではフランス圏はコーヒーはフランス式。ただしフランスのようなカフェ文化があまりなく、やはりみんな学校や会社の自動販売機か売店でのコーヒーが一般的。ドイツ圏、イタリア圏に行くとまた違ってくるそうですが・・・?

ただスイスフランス圏で一つ違うのがRenverséというコーヒー。これフランスではcafé crèmeと呼ばれていていてフランスでは濃い目のコーヒーに少しクリームを入れたもの。スイスでは暖かめのミルクが少し入ってたコップにコーヒーを足すので順序が逆。Renverséはフランス語で「逆さま」という意味になります。ただしフランス人が聞くと?状態になるのでご注意。

あまり知られてないようだけど、ネスプレッソやネスカフェで有名な会社、ネスレの本社はスイス。そのせいかみんなうちでも、学校の売店でも、カフェでも機械でコーヒーを作るのが一般的なような気が。

インスタントコーヒーはヨーロッパで存在するものの一般的にあまり飲まれてないよう(あくまでも私が見てきた限りですが)。日本人の感覚でいうとインスタントラーメンみたいで、他にコーヒーが手に入らない場合、忙しいときのみの最終手段。でも最近はフランスではインスタントのリコレコーヒーが流行ってます。リコレはフランスの薬草・ハーブ系のお花で体にいいそうで、それをインスタントコーヒーに混ぜると健康の効果があるのだとか。Rのお母様もこれを飲んでいるようでお勧めされたので飲んでみたら結構おいしい。薬草とかの味は全くないし、クセもない。時間がない朝はこれを飲んでいます★


ちなみにドイツでのコーヒーはあまりおいしくなかった 汗。たまたまベルリンで行ったカフェが問題だったのかもしれないけど・・・・とりあえず、ドイツに行ったらビールの方がおいしいです 笑。

北欧はあまり知らずと知れたコーヒー好き。寒い北欧だからでこそ冬はカフェでコーヒーを飲んでくつろいだり、家庭でも大きなコーヒーメーカーをみんな持ってます。昨年フィンランドに行ったときはコーヒーの意外なおいしさにびっくり。フランスとアメリカのコーヒーの間で、私好みのコーヒーの濃さ 笑。後で聞いたところフィンランド人はコーヒーの消費率1位なんだとか。ヘルシンキのいたるところでもカフェがあって、寒い日に甘いシナモンロールやケーキと飲むコーヒーは格別♪
シナモンロールの発祥の地は実はスェーデンといわれている。それがフィンランドにも伝わってきていておいしいのです

ここはヘルシンキ一の老舗のカフェ。おいしかった~

スーパーでもたくさんたくさんコーヒーの種類があってびっくり!

ちなみにムーミンコーヒーもありました

コーヒーはムーミンカップで飲んでます。右側はRへのプレゼント




普段のコーヒーはチコリか自動販売機だけど、少し本格的なコーヒーを飲みたいなと思った時はカンボジアのコーヒードリッパーを使います。昔フランス支配下にあったベトナム・カンボジアではコーヒーはみんな大好き。シェムリアップの市場で交渉して$2未満で買いました。電化製品は普及しているもののコーヒーメーカーはあまり一般的ではなく、電気がストップすることが多いので未だにこの飲み方が一般的。朝早く市場に行くとコーヒー売りのオバちゃんたちがこの10倍ぐらいのフィルターでコーヒーを作って瓶に保管して置き、日中コーヒーを注文すると氷とコンデンスミルクを足してカンボジア風アイスコーヒーの出来上がり。屋台式コーヒーだとお茶も付けてくれて、甘いコーヒーを飲んだ後、ジャスミンティーでその甘さを流すのが一般的。

ベトナム・カンボジアコーヒー豆はバターで燻っているので 好き嫌いは分かれますが、あたしはコクが出ていて好きです。ちなみにコーヒー豆もベトナムとカンボジア派に分かれますが、あたしは苦味が控えめで若干ダークチョコレートの風味がするカンボジア派☆


このフィルターの入れ方は簡単。蓋を開けてコーヒーを入れ、それから中蓋をしてその上からお湯(もしくは水) をかけます。フィルターもコーヒーメーカーも要らない。おいしくできます^^







それにしてもお国柄によってコーヒーの入れ方や飲み方が違うのは面白いし勉強になる。またいつかお茶編もやろうと思ってます☆

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